【メイク落としとは】
化粧品は肌を美しく見せると同時に落ちにくいというのも求められます。したがって多くの化粧品は、油性の顔料などを使用しています。メイク落としとはファンデーションなどの化粧品の残りや、皮脂の汚れなど洗顔料や石鹸では落ちない肌の汚れを落とすことを目的としています。

【メイク落としの種類】

（クレンジングローション）
乳状のものはメイク落としといい、鉱物油やワセリンなどに水、乳化剤を加えたもの。液状のものはクレンジングジェルともいい、洗浄剤と水でできている。

（クレンジングミルク）
おもにコールドクリーム（ミネラルオイル、パラフィン、オリーブ油などの油に水、乳化剤、保湿剤を加えた油性のクリーム）のことをさす。

（クレンジングオイル）
水油状のもので、油分を基礎に水を多く加えずに作られている。

（クレンジングシート）
ガーゼ、コットンなどに水、保湿剤、洗浄剤を加えたもの。

【メイク落としの方法】

（ふきとりによるクレンジング）
メイクとメイク落としをなじませたあとに、ティッシュペーパー等でふきとって落とし、洗顔する。

（シングル洗顔）
洗顔料とクレンジングがひとつになったメイク落としを使ってメイク落としと洗顔を同時に行う。

（ダブル洗顔）
メイク落としの効果が最も高い方法で、メイク落としとメイクを一度なじませて洗い流したあと、洗顔フォームや洗顔石鹸で洗顔する方法。

【メイク落としの成分】

（コハク酸ジエトキシエチル）
エステルの分類される合成油剤で、水に溶ける性質を利用し、メイク落としなどに使われる。

（イソステアリン酸）
安定性の優れた液状の脂肪酸で、クリーム類やメイク落としの安定化成分として用いられる。

（イソステアリン酸PES-20）
油分と混ざってゲルを作り出す界面活性成分。メイク落としやマッサージオイルに使用されている。

（ベンチレングリコール）
保湿性のある無臭の保湿成分で、感触改良剤としてメイク落とし等に配合されています。